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ファンタスティックヒストリー 超島原幻闘録 ~柳生十兵衛地獄変~ 第3章 -19

 本日も快晴、ゆっくり休んで元気百倍、庄野の宿を出立。
 此の辺り鈴鹿サーキットで有名な鈴鹿山脈から鈴鹿川が流れる所にて歌川(安藤)広重の「庄野の白雨」の絵の所。
 直ぐに亀山。
 海善寺とその辺り一帯は本来松並木が有ったのだが戦時中「松から油が!」と言う訳で痛め付けられ今現在は一本が残るのみ。
 亀山城、蝶の舞う姿に例えられ、粉蝶城(こちょうじょう)とも呼ばれる。
 此の話は1638年の話であるが、元禄14年(1701年)と云う事で随分と後の話に成る、石井半蔵、源蔵なる兄弟が居て、赤堀水之助に父親を殺され、その仇討ちに28年もかかって亀山城近くで本懐を遂げると云った事が有ったとされる。
 その亀山城は明治時代に破却…。
 三厳と利厳の二人は鈴鹿の関で通行を認めて貰い関(せき)の宿場町に到着。
 福蔵寺が見えて来る。
 織田信長の三男、信孝の菩提寺である。
 織田信長の北伊勢攻略後に神戸具盛(かんべとももり)の養子と成って居た男で、本能寺の変後、羽柴秀吉と共に明智光秀を討伐、清須会議にては柴田勝家の後見で家督争いをするが秀吉に敗れ、織田三法師秀信の補佐役として美濃岐阜城主に、滋賀県賤ヶ岳合戦は柴田勝家と共に秀吉を相手取り、秀吉方の異母兄、織田信雄(のぶかつ)に敗れ、愛知県知多半島野間大坊迄逃げ自刃。
 織田信孝の辞世の句と云うのが2つ有る。
 「たらちねの 名をば下さじ 梓弓(あずさゆみ) 稲葉の山の 露と消ゆとも」
 「昔より 主(しゅう)を討つみの 野間なれば 報いを待てや 羽柴筑前」
 此処福蔵寺には他に、「小万の墓」と言って福岡久留米で殺された男の妻が関の宿場迄仇敵を追って来たが烈女小万を産んで死に、近くに預ってくれる所が有り、小万は事情を知らされると亀山迄、剣術の修行に行き、腕を上げ亀山城大手門前で仇敵に会い本懐を遂げる、そう云った逸話を顕す墓も有る。
 やっと坂下(さかのした)に。
 関からの距離は左程無いが上り坂でそれなりに苦労させられる。
 鈴鹿川に沿っての上り坂が続き名勝、筆捨山(ふですてやま)が見える。その絶景はかなりの腕の「絵師達」をも筆を捨てさせる程で此の名前が付いたとされる。
 そこへ突然、2メートル程の岩が転がり落ちて来た。
 実は是、何度片付けても街道に落ちて来たとされる本当に謎の「転び石」と呼ばれる不気味な岩で何かいわくが有るのではないかとされて来た。
 三厳と利厳を狙って居たかの様である。
 間髪入れず、無言の怪しい者共に囲まれた二人。
 どうせ柳生は全国のあらゆる身分に恨まれる立場、三厳は此の出来事に動ぜずすかさずカマをかける。
 「狼藉を働くか、貴様等ーっ!素人だな、誰に雇われたっ!面子(めんつ)が減ったら逃げる三下共だろうが、クズがーっ!」
 一人顔面を真っ赤にした頭目らしい男が「殺れぃ!」と大声で言う。
 下手なのは戦術だけではなく装備も軽装で足取りが軽く「撒き菱」や「埋(うず)め火」(地雷の様な物)みたいな仕掛けも先ず無いと安心させてくれる、だから三厳は「素人」呼ばわりしたのである。
 更に陣形も何も無い「雇われ烏合の衆」と来て居り時代劇の斬られ役の様にバラバラに攻めて来る。
 大坂夏の陣で敗れた豊臣の残党か?生活に困窮し賊に身をやつした者共かも知れない。
 今は斬って捨てるのみ。
 三厳と利厳を待つ意外な相手とは…?続く。
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ツバサ
(2019/04/09)


信長があそこまで大きく躍進したものの、
本能寺の変以降はそんな大変な感じだったんですね。
家督争いというのも悲しいものです、
もし信長が生きていたらどんな事になっていたのか気になります^^
三厳と利厳が襲われてしまいましたが、
無事に切り塗られるでしょうか。
狙われる身とはいえ襲われると怖いですね(><)

結城たかみ
(2019/04/09)


 こんばんはw、お便り、誠に有難う御座います、感謝ですw。<(_ _)>
 今度の大河は「麒麟が来る」って明智光秀を題材にしたドラマですけど史実はw、火のついた本能寺内で自刃の筈がw、光秀がいくら探しても探しても信長の死体が何処にも無かったのですw。(本当w)
 生きて居たと云う事にしてコーエーの会社が「伊忍道-打倒信長」ってゲームも作られましたw。^^
 カプコンの「鬼武者」の信長は桶狭間で運悪く流れ矢に当って一度死に、幻魔に魂を叩き売り蘇ったと云った内容と成って居りますw。
 柳生十兵衛三厳と柳生兵庫助利厳は…是は宿命なのですw。
 此処は斬り抜けますが続きが有ったのですw。
 三重県鈴鹿は伊賀忍者の里が近いのでw。
 実は二人が鈴鹿の山を越えて甲賀に入る前に仕留めておきたい者が生きて居たのですw。大坂夏の陣で「行方不明」とされて居た服部半蔵石見守正就だったのですっ!理由は次回をお待ち下さいませw。
 今回もご覧下さり誠に有難う御座いました。

Taka Shumshu@1/48陸空専門
(2019/04/10)


こんばんは^^
「松から油」・・・『松根油』ってヤツですね^^;
向こうは『ハイオクガソリン』で『P-51』や『B-29』を飛ばして来るのに、こちらは『松根油』で『零戦』飛ばしてるんだから、勝てっこないですよねぇTT
松並木、無残^^;

織田信雄は確か、うつけと言われてた次男ですよね?
三男は聡明だったと聞きますが、聡明だった三男が家康側に付いて討ち死にし、うつけと言われた次男が秀吉側に付いて生き延びるんだから、皮肉なもんです^^;
でもこの次男も、結局は秀吉に利用されるんですよね^^;

おぉ!
いよいよ殺陣が始まりますね!
次回も、楽しみにしております^^

結城たかみ
(2019/04/11)


 お早う御座いますw。
 流石のTAKA様、御理解が有って嬉しい限りです。
 戦時中は米が「ハイオク」で来ていたとは知りませんでしたw。
 人物史中心だったので大変勉強に成りますw。<(_ _)>

 「織田信雄(おだのぶかつ)」はまさしく仰る通りなんですよw。
 単なる家柄に恵まれただけの男で今川氏真以下の本当に「無能な意味での馬鹿殿」です。
 それでも最終的に生き残るのは下界の不条理と言えます。

 殺陣が始まりました、実は此の狼藉者を雇った黒幕が次に登場しますw。
 服部半蔵石見守正就だったのですw。
 一般に知られている服部半蔵は二代目の正成で正就はその愚息です。
 柳生が策を弄せずとも自滅と云った形に終わった男です。
 空気読めず人心読めずの無能な男で、強く成る一方の柳生への逆恨みから一泡吹かせようと仕掛けてきますw。
 自滅とは言え最早失う物も無く成った闇に滅する悲しい男の最期の悪あがきです。
 今回もご覧下さり有難う御座いました。

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ガオ

Author:ガオ
 宮崎の者で御座います。
 個人的に調査をした事を発表して居りますブログです。
 令和3年7月です。22日は海の日、23日スポーツの日から東京オリンピックが始まる予定です。
 引き続き健康第一!マスクにうがい、手洗いをどうか、宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>

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